top of page

物件管理で 札幌に営業所 COSOJI


 不動産の清掃、除草、点検、原状回復や各種法定点検などの現場管理と地域住民のスキルを繋げるワークシェアサービスを提供するCOSOJI(東京)は4月1日、札幌市中央区に札幌営業所を出店した。地方での有人事業所は同社初。


「仲間を増やしたい」と話す塚田哲也取締役副社長

 利用者のサポート向上を軸とした上で、現場作業員の質的向上や賃貸物件や宿泊施設、商業施設など、幅広いジャンルの物件管理にも対応する構えだ。現地社員や作業員の採用にも力を注ぎ、現在全道で月5000件以上の現場をさらに増やそうと計画している。


 「現場の品質向上で、不動産の価値を高めるお手伝いがしたい」宮川沙織執行役員はこう語る。クルーと呼ばれる現場作業員は、個人から法人まで含まれ、共用部の掃除や原状回復クリーニング、消防設備の点検や小規模な修繕に至るまで、幅広い施設管理に対応。

 道内は比較的大規模な管理会社が多く、きめ細やかな管理に苦慮する声も多いが、COSOJIでは質の高いクルーにより物件管理と不動産価値の向上をサポートする。


 3月末からは不動産管理を一元化する「COSOJI Hub」も開始。報告書の自動作成や修繕履歴、社内外への情報共有、提案書の自動作成などができる不動産管理クラウドを税別9,800円から提供し、現場DX化で業務効率化をサポートする。



北海道での飛躍を誓う横川善一札幌営業所長

 横川善一札幌営業所長によると、クルーには顧客からのフィードバックやオンラインでの情報共有、勉強会などを適宜提供。「仲間の話を聞くうちに自然と意欲が向上する。自主的に資格を取る人も多い」と話した。


 今回の出店では札幌市のスタートアップ立地促進補助金を取得。行政とも連携を図り、空き家管理などさまざまな種類の物件管理にも応じる考えだ。


(第1113号 4月16日発行 8面より)

閲覧数:32回0件のコメント
bottom of page