札幌市の不動産流通市場分析2024 中古マンション編③
- oikaway4
- 8月8日
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更新日:4 日前
地下鉄東豊線の成約平均坪単価推移 上昇率首位豊水すすきの
毎年、札幌市の中古マンション成約の4割ほどを占める「公共交通機関駅から徒歩5分以内」の物件について、駅ごとの平均坪単価を算出した。第3回は地下鉄東豊線。12駅中、2015年に比べ坪単価が約2.5倍となった「豊水すすきの」駅が10年間での上昇率1位。同時に坪単価も141万9000円で1位だった。
■成約流通マンション最寄り駅別平均坪単価(駅から徒歩5分以内・全間取り)推移

コメント①
不動産仲介全国フランチャイズ加盟事業者
基本的に中古マンションの相場は大きな社会不安などの阻害要因が無ければ緩やかに上昇するものと考える。
『環状通東』・『北13条東』・『東区役所前』の価格下落は、全体的な相場が下がったわけではなく、「(業者買い取り価格と査定価格が上昇している)買い取り再販等ではない、古い物件である、下層階である等の、より安い物件が多く売れた」事によると思われる。
『豊水すすきの』駅の伸長ついては、2015年には新しめの中古マンション自体が多くなかったこと、すすきの地区に住まう事に抵抗が無い世代が購買層となったこと、それを踏まえ買取リノベ再販業者が手掛けたことなどが考えられる。
コメント②
全国展開する不動産仲介業者
豊水すすきのの上がり幅はさもありなんという感覚。新幹線延伸の影響がある。ことしもさらに上積みされている印象だ。東区役所、学園前、豊平公園は物件も多く、取り引きは活発。現在の実勢価格はもっと上ではないかと感じた。逆に元町~栄町はもう少し低価格で取り引きされている例も多い。築古物件が多いのと、地震の時に土地の液状化があったため、消費者が避けがちであることが背景にあるだろう。総括として、2024~25年が天井ではないか。今後の価格は徐々に下がっていくと予測する。
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