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2025年新設住宅着工戸数 全国6.6%減の73.7万戸着工 本道16.4%減、2.3万戸 前年上回る着工は8府県のみ

  • 3 日前
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 2025年の新設住宅着工戸数が国土交通省の調べでまとまった。全国で24年比6・6%減の73万7951戸に着工した。前年を上回る着工があったのは8府県。北海道は前年比16・4%減の2万3688戸に着工した。種別ごとに見ると、持ち家が8・3%減の7298戸、貸家が26・8%減の1万2552戸などだった。


■伸び率首位は高知県

 表1には、国交省がこれまでに公表した新設住宅着工戸数統計を整理し、北海道のほか人口が集中する関東圏、大阪、愛知、兵庫、福岡と台湾積体電路製造(TSMC)進出に伴い受け皿整備が進む熊本、前年からの変動率上位10地点までを表に並べた。


 前年に比べて延びたのは、伸び率が高い順に高知(17・4%増)、石川(10・3%増)、新潟(5%増)、京都(4・8%増)、沖縄(2・1%増)、兵庫(1・3%増)、茨城(0・7%増)、栃木(0・5%増)だった。


 最も伸びた高知は、分譲マンションが6・2倍の343戸と急増。貸家も約10%増の565戸に着工した。


 住宅の種類別に見ると、持ち家が増加したのは全国で石川のみだった。他の地点は前年比1割ほど減った所が多かった。貸家は持ち家に比べ増加した地点が目立った。分譲マンションは民泊対応物件が好調な北海道のほか、沖縄など前年比1・5倍以上の着工になった地点が一部あった。



 ■第4四半期の着工数を比較

 表2には第4四半期(10~12月)の各都道府県の着工戸数を表1と同じ基準でまとめた。


 北海道は24年同期比15・6%減、6327戸の着工で全国36位。前年同期から最も着工が伸びたのは山梨で、27・2%増、1175戸だった。貸家が8割以上増えたほか、建て売り、分譲マンションも増加。持ち家もわずかだが伸びた。


 22・6%増で2位となったのは福島。給与住宅と分譲マンションは減ったものの、貸家が8割弱、建て売りが3割ほど増加した。


 通年(表1)で首位の伸び率だった高知は17・6%増で3位。持ち家と貸家が伸びなかった半面、分譲マンションでまとまった数の着工があった。


 このほか着工戸数が増加した上位10地点には長崎(16・8%増)、大阪(16・7%増)、兵庫(15・1%増)、沖縄(14・2%増)、新潟(13・7%増)、茨城(13・6%増)、秋田(8・3%増)が入った。


■札幌市内の着工数と月別の推移を比較

 札幌市の25年の着工は、持ち家が7・3%減の2523戸、貸家が25・7%減の7758戸、給与住宅が14・2倍の242戸、分譲のうち建て売りが10・9%減の920戸、マンションが23・7%増の1101戸だった。


 グラフ1~3には札幌市内の持ち家、貸家、分譲マンションそれぞれの25年着工数(実線)、24年着工数(破線)、1987年(分譲MSは2007年)以降の各月着工数中央値(二重線)を示した。


 10月以降の推移を見ると、持ち家は例年落ち込みが顕著になる12月にも11月とあまりかわらない250戸弱の着工があった。反対に貸家は、11月に例年と同水準の着工があったものの12月は急激に落ち込んだ。分譲マンションは、11月に着工が急減したが12月には150戸弱までV字回復した。


 年間を通した動きをみると、持ち家は4月の法改正を見据えた駆け込み着工が1~3月までの山として表れている。4月以降急激に落ち込み、前年と同水準に戻るまで半年以上かかった。


 貸家も駆け込み着工から4月以降に落ち込むという流れは持ち家と似通う。ただ、底となった5月の落ち込み幅は持ち家より大きかった。


 分譲マンションは持ち家、貸家と比べるとおおむね例年通りの推移だった。着工が減るケースが多い5月や12月でも安定した着工があり好調だった。



 ■札幌市内分譲MS成約の推移を比較

 グラフ4には住宅流通研究所(札幌)の集計を基に札幌市内分譲MSの月別成約戸数を25年(実線)、24年(破線)、1988年以降の中央値(二重線)でそれぞれ示した。25年の年間成約総数は917戸で、前年と比べ24%減った。


 第4四半期は、例年と異なり12月に多くの成約があった。


 通年の動きを見ると、2月に若干多く取引があったものの全般的に低調に推移した。2月以降、100戸以上の成約があったのは9月と12月だった。




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