top of page

【札幌圏】高級賃貸マンション 普及の兆し【不動産投資】

 札幌圏で高級賃貸物件が増えている。アサヒ住宅(札幌)はことし5月に竣工した自社物件に洗濯乾燥機や電子鍵のEDロックを導入。2024年に建設予定の10階建新築賃貸マンションもハイグレード物件として準備を進める。オーナーズビジョン(同)が24年春に札幌市北区に竣工予定の8階建ての賃貸マンションには、シェア自転車やEV充電を設置。藤井ビルは北広島に5階建ての賃貸マンションを計画中だ。

 背景にはファミリー層の賃貸需要増加がある。

 

 「最近は3LDKから埋まっていく」札幌市内の不動産業者はこう語る。背景には土地や資材の高騰、物価高などで家を買わない、または先送りを選択をしたファミリー層が分譲マンションに匹敵するような高品質な賃貸物件を求める動きがある。


 アサヒ住宅(札幌)は、札幌市白石区に自社運営の賃貸マンション「グランメール7(仮称)」を建設する予定だ。場所は白石区本郷通3丁目南49の1、RC造、10階立ての27戸。竣工は24年夏頃を予定する。エントランスに人工滝を設置するなど、高級路線を目指す。


 ことし5月に竣工した白石区平和通5丁目の新築賃貸マンション「グランメール楓」では、同社初の洗濯乾燥機「乾太くん」を導入した。大容量の宅配ボックスやエアコン、食洗機など室内環境の充実もさることながら、オートロックに加えて玄関ドアにも電子錠を設置。防犯面にも配慮した。

 3階建てRC造、エレベーターを設置した3LDK全12戸は、募集後すぐに満室となった。三浦恵美子専務はこれからも時代に合わせた新しい取り組みを進めたいとした。


オーナーズビジョンの新築賃貸マンション(イメージ)

 オーナーズビジョン(札幌)も、自社プロジェクトでファミリー物件を進めている。札幌市北区北20条西8丁目1の23に来春完成予定の8階建てWRC造の新築マンションは、1LDK12戸、3LDK8戸、4LDK1戸の計21戸で構成。エレベーターやEV充電、シェア自転車、宅配ボックス、トランクルームなどを備えたハイグレード物件として提供する。


 担当者は耐震性能の高いハイウォール工法での施工と、一般的な賃貸物件の2倍に当たる60ミリの発砲ウレタンで断熱性能を担保するとした。都市ガスのエコジョーズとロードヒーティング、18台分の駐車場設置により、分譲マンションに近いラグジュアリー感を満喫できると胸を張る。「地域のランドマークになるような建物を目指した」とし、学生など単身者のほか、病院関係者や法人向けの高属性物件としてアピールする。


 藤井ビル(札幌)は、北広島市中央5丁目8の4にRC造地下1階地上5階建て、1~3LDK98戸の賃貸マンション建設を計画。25年2月頃の完成を予定する。北広島駅から徒歩圏の好立地で、1階の部屋はサウナ完備だ。


 道内のある不動産事業者は「2LDK、3LDKの賃貸物件は利回りが取れないが、質の高い入居者が期待できる」と話す。持家志向の低下により、高級賃貸物件へのニーズは今後も高まると予想される。

 

(2023年8月・16日号 1面より)

閲覧数:407回0件のコメント

Comentarios


bottom of page