コムテックスがクラウドサービス
- oikaway4
- 3月31日
- 読了時間: 2分
住宅業界でDX化が加速する中、施工現場の管理や住宅仕様決めのプロセスを効率化するクラウドサービスが注目されている。コムテックス(本社・富山)が開発した建築現場向けのコミュニケーションツール「Kizuku(キズク)」と、施主との打ち合わせを円滑にする仕様決め支援ツール「egaku(エガク)」は、現場の負担を軽減しながら業務の精度を向上させる。導入企業の間で高い評価を得ている。

Kizukuは、現場の管理を一元化できるクラウドサービスだ。チャットベースのインターフェースを採用し、テキスト入力だけでなく、業界専用スタンプを活用。現場監督や作業員、施工業者間のコミュニケーションを円滑にし、伝達ミスの軽減やスムーズな情報共有に貢献する。
工程管理の効率化も実現する。あらかじめ商品や工事スケジュールを登録すると、ワンクリックで工程表を作成。ドラッグ&ドロップ操作で修正が可能だ。現場で撮影した写真や報告書は自動でクラウド保存。写真には手書きで注意点を加えることもでき、作業精度が向上する。作業員の入退場をワンタッチで記録し、リアルタイムで現場の人員配置を把握する。
価格は初期費用が11万円(税込み)。月額費用は30アカウントまでが2万2000円、50アカウントまでが3万3000円、100アカウントまでが5万5000円。

egakuは、住宅の仕様決めを効率化するクラウドサービス。あらかじめ標準仕様、オプションなどを登録し、施主に選択を促すと、タブレットやPC上にイメージ画面を出力する。施主が事前に自宅で好みの建材を選ぶことも可能だ。変更もその場の操作で簡単にできるため、打ち合わせ時間を短縮する。
建材の選択画面は視覚的にわかりやすく、画像をクリックするだけで仕様を確定できる。標準仕様とオプションの差額もリアルタイムで表示されるため、施主との合意形成もスムーズだ。組み合わせできない建材を選択するとエラー表示が出る機能を備え、未然にミスを防ぐ。決定した仕様は、自動で仕上表やプランシートに反映。書類作成の手間を軽減する。
Kizukuとの連携も可能だ。仕様決定から現場施工まで一元管理が可能だ。施工チー
ムとの情報共有で、作業の進捗確認や変更にも迅速に対応する。
価格は初期費用が110万円(税込み)。月額費用は2万2000円、1棟追加ごとに6600円となる。道内で販売代理を担う隆成建設(本社・札幌)の担当者は「どちらも現場のかゆいところに手が届く。サポートにも対応する」とした。
(第1132号 2025年4月1日号 8面より)
詳しい情報は販売代理店の隆成建設まで。
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