Realty Bank(札幌)は5月31日、建築図面をアップロードするだけで家具家電付の3D室内画像を作成できるサービスを発表した。
戸建、賃貸住宅、分譲マンションなど完成前の物件でも、スケール感、サイズ感などを分かりやすく画像化する。同社の既存ユーザーを中心に月200件の販売を目指す。
一番の売りは、室内を360°見渡せる3Dバーチャルツアー画像だ。インテリアは北欧風、英国風など4種類、窓から見える景色はシティ、田舎風、ガーデンなど5種類から選べるため、実際の物件に近い雰囲気を演出できる。
価格は360°バーチャルプランが1枚あたり税込1万3200円、3D間取り図のみは税込7700円。注文から納品まで約48時間と短納期で、画像確認などもすべてブラウザ上で完結する。
川上将司社長によると、サービス発表後から順調にユーザーが増えていると説明。「リフォームの提案時などに、図面だけではなく3D画像を使えば顧客も完成した状態をイメージしやすくなる」とメリットを語った。不動産テックは技術の進歩が著しいため、今度も新しい提案をしていきたいと話した。
同社は22年9月末から不動産関連事業者向けのホームステージングサポートツール「Digital Staging」の提供を開始した。デジタル加工写真を1枚あたり税込4950円で販売し、ユーザーを急拡大。
発注から納品に至るまでブラウザやスマホ上のみで完結する手軽さと、平均24時間という短期間での納品、修正無料などのサービスが好評を博し、これまでの導入社数は1150社にのぼる。
(第1116号 6月16日号6面より抜粋)
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