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【ものづくり】建設業向けコワーキングスペースが人気

更新日:2023年3月2日

 

8丁目店の防音作業室

 オフィス内装や電気設備工事を手掛けるカエル・デザイン・プロジェクト(小樽)は、建設業向けのコワーキングスペースを運営している。札幌市中央区の大通西8丁目と大通西18丁目の2拠点で年間2000万円の売り上げ目標を掲げ、今後支社のある大阪、東京での展開を構想する。


 西8丁目店(南2条西8丁目3の1)は防音工作室や移動可能な作業台を備えたスペースなど、ものづくりに特化した空間。オフィスや店舗の内装工事は、深夜帯しか音の出る作業ができない。中心部で昼間に作業できるワークスペースがあればという社内の声から発想を得た。図面や工具を現場近くで調達できるメリットをアピールする。


 一方の西18丁目店(大通西18丁目1の14)は個室ブースと会議室、大判プリンターを備え、デザインや設計などクリエイティブな作業向けだ。地域の工務店のほか、市外や道外の設計会社には出張中の作業場や打ち合わせでの活用を期待する。


 どちらも資材搬入の際に車が止めやすく、中心部近辺の立地を選んだ。通路やドア高は2・1㍍以上を確保し、運搬時の取り回しに配慮。月額1万1千円(税込み)からのプランのほか、デイリーレンタル、30分刻みの時間貸しに対応。工具やロッカーもレンタルする。


 利用者は建設・建築業者のほか、DIYや工芸を楽しむ一般層も多い。家で大きな音を出せず困っていた人に好評だ。田沼美明社長はプロと愛好家が交わる場所として「慢性的に人手不足の建設業界に興味を持つ人が増えれば」と期待を寄せる。


 18丁目店のコワーキングスペース内では今後、電気工事や設計デザインに関する入門講座を開く予定。講師には社内専門職のほか、将来は外部人材の招聘も視野に入れる。4月以降に授業内容を発表する。多角的なアプローチで、新事業を新たな収入源につなげる考えだ。


(第1088号 2023年2月1日号 3面 より)


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