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土屋が木造4階建て賃貸MS内覧会

すべての構造材に道産木材

顔認証オートロック、Amazon置き配にも対応


 (株)土屋ホームは6月3日、札幌市白石区菊水1条1丁目で木造4階建てアパートメントハウス「LAPEACE」内覧会を開いた。すべての構造材に道産木材を使用し、エントランスの壁面にも道産タモ材を使うなどラグジュアリー感を演出。

 また顔認証によるオートロックなどの防犯設備や、Amazonとの連携で部屋前の置き配にも対応するなど、付加価値の高い賃貸物件としてアピールする。


木造4階建てアパートメント「LAPEACE」外観

 1LDK3戸、2LDK戸の計11戸で、延べ床面積は約251坪(830㎡)。駐車台数4台とエレベーター、防犯カメラ7台を備えている。


 三菱エレベーター連携アプリと接続した顔認証のオートロックはマスクをしたままでも解除でき、入口を通過すると自動的にエレベーターが到着する仕組み。

 

 アプリの設定でエレベーターの階数を非表示に出来るなど防犯体制も万全だ。


(上昇後、階数表示が「ー」となる様子)


 宅配BOXを1階に備えているが、マンション内に届ける荷物を持っているときのみ配送ド ライバーがオートロックを解除出来るデバイス「Key for Business」を8月頃に導入予定。希望すれば各部屋のドア前に直接置き配するサービスも活用できるようになる。


 年間一次エネルギー消費量50%削減のZEH―M Readyをクリアする高断熱・省エネ物件で、山川浩司社長は「貸す方も借り手もSDGsに貢献できる。またRC造に比べると減価償却が短期間で、節税効果も高い」と胸を張った。


 賃貸利回りは7・4%と試算。担当の(株)土屋ホーム不動産・近江谷英一賃貸課長は、「既存投資家の建替需要の受け皿になれば」と期待を寄せた。現在借り手の約7割が法人契約となっている。


(第1076号 6月16日発行 より先行配信)


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