ドローンでマンション修繕のコスト削減を

・赤外線カメラを搭載し高層階を非破壊検査 ・冬期の屋根点検、無人警備にも


 株式会社ドリームベース(本社・札幌)はドローンスクール運営や高セキュリティ機体の委託販売、ドローンサッカー大会など幅広いドローン事業を手掛けている。

 法改正により22年12月から機体のID登録が義務化され、国家資格の免許制度が始まるが、同社では国交省公認の講習を受講できる。

(株)ドリームベース常務取締役 和合 将学氏

 スクールには全国で唯一「非破壊検査基本技術コース」があり、住宅・不動産管理分野のエキスパート養成にも力を注いでいる。同社の常務取締役でスクール校長も務める和合将学氏は「屋上・屋根検査はドローンでやればあっという間。費用も最低2~3万からでコストも抑えられる」と語る。昨年は築20年のマンション外壁タイルの浮きやひび割れを赤外線カメラで確認する非破壊検査を実施した。

 また積雪時の屋根や屋上室外機の点検や、春からの工事に備えた現場確認など、冬期間の需要にも対応したいと意欲を燃やす。橋梁など構造物の点検ではドローン撮影した写真をAIでひび割れ診断した実績もあり、精度の高さは折り紙付きだ。


 今後の普及が期待されるのは警備分野だ。壁にぶつからないようにセンサーで距離を測りながら建物内を自動飛行する実証実験はすでに成功。さらに死角のない多方向カメラを搭載することで、目視以上の高品質な警備が可能となる。


 和合常務は「現在は農林業、測量、物流などで活用されているが、これまで使われていなかった業界での普及を通じてさらなるドローンの可能性を追求したい」と期待を寄せた。


(第1072号 2022年4月1日発行 5面より)


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