【旭川】大丸ホーム ボランタリーチェーン加盟で地域共闘目指す

 旭川を中心とした道北エリアで新築戸建てやリノベーション事業を手掛ける株式会社大丸ホームは、ローコスト住宅に力を入れる一方、同業者同士の連携を深めるため、ボランタリーチェーン(VC)への加盟で地域一丸となって業界を支えようと奮闘する。

 代表取締役社長の田中裕輔氏に話を聞いた。




 主軸商品の「しろくまハウス」は、部材の共同購入や職人らの協力、広告費カットで低価格帯での住宅建築を実現する。


 田中社長は「マイホームを望んでいても、いざ購入となると悩むお客様は多い。弊社は商品プランからローンの相談まで親身に寄り添い希望を叶える」と秘訣を語る。

 確実に顧客をつかむことから業者の信頼も厚く、コロナ禍で住設不足が叫ばれた時期も「大丸さんの分は確保している」とサポートを受け、納品に困ることがなかった。「コンスタントな住宅供給で信頼を得られたおかげ。ローコスト住宅は周囲の協力で成り立っている」と恐縮する。


ことし6月、新たな挑戦として工務店向けのチェーンオペレーション「リラシオネス」のVCに加盟した。

 きっかけは業況の悪化だ。土地や資機材の高騰に加え、人手不足による就労環境の悪化などもあり、厳しい状況にある道内ビルダーは少なくない。危機感を募らせた田中氏は、運営会社のある滋賀県へ飛び、集客力アップや商品力向上のノウハウを学んで加盟に踏み切った。


 なかでも感銘を受けたのはハイレベルな人材育成だった。「家づくりは信頼と好感を持てる人に頼むものという思いが改めて強くなった。単に業務効率が高いだけでなく、礼節を重んじた上で誠意ある対応が出来る人材を育てたい。それが今後10年の目標」と気を引き締める。


 また、リラシオネスでは地域の工務店同士による情報共有にも力を入れている。「これからの建築会社は地域で助け合い、共闘していかないと淘汰される」と語り、道内での同チェーンの広がりにも期待を寄せる。


(第1079号 2022年8月1日・16日合併号 4面より) 

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